司法書士は実務経験がなくても開業できる?

司法書士試験は、簡単な試験ではありません。
司法書士試験の勉強をしている方の多くは、司法書士試験の勉強に力を入れて、仕事を抑え気味にしているのではないでしょうか。
あるいは、まったく、働かずに、司法書士試験に専念している方も多いと思います。
そこまで、司法書士試験の勉強のために身を捧げても合格できるかどうかわからないが実情です。

司法書士試験の勉強をしている人は、司法書士事務所で働いている方が多いというイメージがあるかもしれません。
しかし、求人を募集しているような司法書士事務所は、仕事の量が膨大で、受験勉強をする暇はないようです。
毎日、午前様が当たり前という事務所も多く、終電に遅れたときのために、寝袋が用意してある事務所も存在するくらいですから、勉強時間の確保は容易ではありません。

司法書士試験に早期で合格する方の多くも、司法書士とは関係ない仕事をしていることが多く、例えば、事務派遣なんかが人気があります。(参考→事務派遣の求人情報)

司法書士試験は、実務的な知識が問われる専門性の高い試験とはいえ、司法書士試験に合格したからといってすぐに、業務ができるわけはありません。

不動産登記については、試験勉強をしている時にしっかりした知識を身につけている方も多いでしょうが、それでも、いきなり不動産登記実務の現場に入るのは大変です。
現場で、まごまごしていると、本当にあなたは司法書士の先生ですか?とお客様に疑われかねませんよね。

しかし、司法書士試験に合格する前に、司法書士とは関係ない仕事をしていた方でも、司法書士試験合格後すぐに独立している方もいらっしゃいます。

その理由として、司法書士会の新人司法書士を対象とした研修が充実していることがあげられます。
司法書士会では、新人研修の一環として「配属研修」と呼ばれるものがあります。
実際に開業している事務所で実務を学ぶ研修で、期間は6週間ほどありますが、この研修で必要最低限の「常識」を身につけることが可能です。
例えば、銀行での立会いとか、お客様との接し方など、勉強しているだけではわからないことも身につけることができるわけです。
司法書士としてのは常識が身につけば後は、知識は十分にあるわけですから、一人で独立しても、仕事をしていけるというわけですね。
もちろん、開業後、わからないことが必ず出てきますが、この配属研修でお世話になった先生や新人研修で同期のメンバーに聞けば、親切に教えてくれるでしょう。

司法書士事務所での勤務経験がなくても心配する必要はありません。ぜひ、司法書士を目指して頑張ってください。